日焼け止めの成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤がありますが、紫外線散乱剤だけを使ったものが、ノンケミカルの日焼け止めです。代表的な成分としては、酸化チタンや酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウムなどがあります。そこで、今回は、ノンケミカルの日焼け止めの特徴やおすすめポイントをご紹介します。

ノンケミカル日焼け止めの特徴と選び方

ノンケミカルの日焼け止めのメリットを3つ紹介します。
1つ目は、肌の上で紫外線を反射させても熱や刺激が少ないので、肌への負担が少ないことです。

2つ目は、紫外線には、肌の奥まで浸透して肌老化を引き起こすUVAと、肌が赤くなる日焼けの主な原因と考えられているUVBがありますが、ノンケミカルの日焼け止めは、UVA、UVBの両方の幅広い波長の紫外線に対応できることです。さらに、最近では酸化セリウムや酸化鉄配合で、ブルーライトをカットできるものもあります。

3つ目は、化学変化を起こさないので、効果が長持ちすることです。汗で落ちたりタオルで拭ったりしない限り、塗り直す必要はありません。

一方、白浮きしたりべたつきがあるので使用感が悪い、ケミカルの日焼け止めに比べると紫外線カット力が低いといったデメリットもあります。しかし、ノンケミカルの日焼け止めも進化を続け、デメリットである白浮きやべたつきなどが改善された使用感のよいものも登場しています。また、保湿成分や美白成分、エイジングケア化粧品成分を配合したものなど選択肢も広がっています。さらに、最近ではSPF50+やPA++++のアイテムも登場しています。

ノンケミカルの日焼け止めを選ぶときには、まず、SPFとPAをチェックしましょう。ノンケミカルでも紫外線ブロック力の高いものもたくさんあります。夏の紫外線が強い時期の外出や長時間の外出の際、山や海、スキー場などでは、SPF40以上・PA+++以上のもの、冬のちょっとした買い物ならSPF10・PA+のものといったように、季節や使用シーンに合わせて使い分けるとよいでしょう。

また、ノンケミカルでも、さらっと伸びるクリームタイプやすっと馴染みやすいジェルタイプなど、さまざまなタイプがあるので、自分の好みのテクスチャーや使用感のものを選びましょう。

さらに、紫外線対策として、グリセリンやスクワランなどの保湿成分、グリチルリチン酸2Kなどの抗炎症成分が配合されている日焼け止めもおすすめです。エイジングケア世代には、ナールスゲンやビタミンC誘導体などのエイジングケア化粧品成分が配合され、紫外線カットだけでなくエイジングケアもできる日焼け止めがおすすめです。

おすすめのノンケミカル日焼け止め

エイジングケア世代の女性におすすめの日焼け止め・UV化粧下地が、「ナールス ヴェール」です。

ノンケミカルなので、敏感肌や乾燥肌でも使える優しい日焼け止めですが、SPF50+、PA++++という高いUVカット力を実現しており、汗や水でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方なので、夏の紫外線対策にもおすすめです。また、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーで、べとべとしないノンオイリー処方なので、脂性肌の方にもおすすめです。

エイジングケア化粧品成分のナールスゲンやビタミンC誘導体を配合しているので、エイジングケアもでき、スクワランやグリセリンなどの保湿成分も配合しているので、うるおいもキープします。さらに、ブルーライトもカットします。

今まで、肌に合うノンケミカルの日焼け止めが見つからなかった、という方におすすめです。

まとめ

ノンケミカルの日焼け止めは肌に優しいので、加齢によって肌が弱くなるエイジングケア世代におすすめです。最近では、従来のノンケミカルの日焼け止めのデメリットが改良されたものが増えてきています。紫外線ブロック力だけでなく、保湿成分やエイジングケア化粧品成分など、配合成分もチェックして、自分に合ったノンケミカル日焼け止めを選びましょう。

エイジングケア世代におすすめ!ノンケミカル日焼け止めの特徴は?