すり鉢毛穴は予防や早めの対策が肝心!

詰まり毛穴や黒ずみ毛穴などさまざまな毛穴悩みがありますが、すり鉢毛穴はどんな毛穴悩みか知っていますか?すり鉢毛穴は、毛穴そのものの形状が変化したもので、数ある肌悩みの中でも改善するのが難しいものです。そこで、今回は、すり鉢毛穴の特徴や原因、対策をご紹介します。

すり鉢毛穴の特徴と原因

すり鉢毛穴は、Tゾーンや小鼻、口周りや顎といった皮脂腺が発達している部分にできやすい開き毛穴の1つで、毛穴の開口部が本来の毛穴よりも大きくなり、すり鉢のように凹んだ形になった毛穴の状態をさします。

すり鉢毛穴で悩む方は、皮脂が多い中でもオレイン酸やパルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸が多いことがわかっています。見た目にも凹凸があり、そのまま放置しておくとクレーターのような大きな凹みになり、開いた毛穴に汚れがたまることでさまざま毛穴トラブルにもつながるので早めのケアや対策が大切です。

すり鉢毛穴の原因は完全に解明されているわけではありませんが、いくつかの説があります。

長期的な毛穴の詰まりや過剰な皮脂分泌がおこると、それらを分解するためにリパーゼなどの分解酵素が分泌されます。これらが皮脂を分解する際に発生する不飽和脂肪酸による炎症を引き起こし、毛穴を開かせ、すり鉢毛穴になるといわれています。

そして、不飽和脂肪酸による皮膚の炎症はターンオーバーの乱れを招き、角質肥厚や不全角化を引き起こします。これらは毛穴周辺の皮膚を盛り上がらせるため、凹凸が目立ちやすくなります。また、皮脂に含まれるスクワレンが紫外線ダメージで過酸化脂質となって毛穴周辺の炎症を誘発させることも原因の1つです。

また、皮脂が詰まった毛穴でアクネ菌が増えて、炎症を起こすたんぱく質であるCAMP因子を出し、それが慢性炎症を引きこすことで角化が進むことも原因と考えられます。

ほかにも、肌の乾燥によるうるおい不足で皮膚がよれる、不規則な生活習慣により肌のターンオーバーが乱れることなどもすり鉢毛穴を進ませる原因となります。

すり鉢毛穴の対策

ターンオーバーを整え健やかな肌へ導くために、規則正しい良い生活習慣を身につけましょう。そのためには、バランスの取れた食事、規則的で十分な睡眠、適度な休息、定期的な運動などを心がけるようにしましょう。

スキンケアでは、肌を清潔に保つためにも正しい洗顔が大切です。ただし、過剰な洗顔は肌の乾燥を招き、乾燥を防ぐために皮脂分泌が増える可能性があるので、肌に必要な水分や油分を落としすぎない、やさしい洗顔を心がけるようにしましょう。

そして、洗顔後は保湿をしっかりしましょう。保水力が高く、肌表面のうるおいを保ってくれるコラーゲンやヒアルロン酸、肌内部のうるおいに欠かせないセラミドなどを配合した美容液や、スクワランやシアバターなどエモリエント成分を配合した保湿クリームを取り入れましょう。

もちろん、紫外線対策も怠らないようにしましょう。紫外線ダメージは、肌の乾燥やターンオーバーの乱れを引き起こし、たるみ毛穴の原因にもなります。肌にやさしいノンケミカル処方や保湿成分が配合された日焼け止め、日傘や帽子などで紫外線対策をしましょう。

また、すり鉢毛穴には、毛穴対策成分を使ったケアも有効です。おすすめの成分としては、ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンアミド、ナールスゲン、グルタチオン、ピリドキシン、ライスパワーNO.6、トコフェロール、グリシルグリシン、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、アーチチョーク葉エキス、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、ウィルブライドS-753などがあります。

まとめ

すり鉢毛穴は一旦なってしまうと改善が難しい毛穴悩みです。だからこそ、日常生活や日々のスキンケアで、予防や早めの対策を心がけましょう。